諫山創氏作の進撃の巨人のあらすじと紹介

進撃の巨人のあらすじ

ウォール・マリア、ウォール・ローゼ、ウォール・シ―ナという名の3重構造で成り立つ、およそ107年前に巨人から人類を守る為に築かれた壁内都市の一番外側にあるシガンジナ区。

そこには100年以上、巨人の脅威から逃れた人類たちの〝あたりまえと思っている仮の平和〟があった。しかし、漠然とした不安と疑問を抱く少年・エレン・イェーガーはこの〝あたりまえと思っている仮の平和〟に疑問を抱くことなく過ごしている人々たちを〝まるで家畜のようだと〟壁の向こうにある外の世界へ思いを馳せていた。

壁内を統治している王政府は壁外に興味を抱くことや口にすることをなぜかタブーにし、外の世界に憧れることは〝異端〟と見なされた。

そんな〝異端〟なエレン、ある経緯で家族となったミカサ・アッカーマン、エレンと同じく壁外への憧れを抱く聡明なアルミン・アルレルトは、タブーとされている壁外の話しをしているまさにその時、突如姿を現した、６０ｍ級の〝超大型巨人〟に壁を破壊されてしまう・・・

超大型巨人が破壊した穴から壁外に蠢いていた〝無知性巨人〟たちが壁内へ侵入しはじめ、壁内の人々次々に捕食していく、〝当たり前と思っている仮の平和〟はいつしか人々の阿鼻叫喚に包まれ、エレンたちも例外ではなかった。

超大型巨人が破壊した爆風によりエレンの家は瓦礫となり、母は巨人に捕食されてしまう・・・

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エレンの両親の友人であり駐屯兵のハンネスに助けられたエレンとミカサは、避難場所へと向かう船に乗せられ、そこでアルミンと再会するが、その時もう一体の鎧の巨人によるウォール・ローゼの壁破壊を目の当たりにし、茫然自失となってしまう。しかし、目の前で母を巨人に捕食されたエレンの胸中にある感情が芽生え始めた。〝一匹残らず巨人を駆逐する〟エレンは決意をした。

避難所で一夜を明かし、目覚めたエレンは父グリシャ・イェーガーと会っていた様な気がして、ふと首元をみると一本の鍵がぶら下がっていた。エレンの父は医師であり、壁を破壊された日は〝２つ上の街（ウォール・シ―ナ）に診療に行く〟と伝え往診に出かけていた。父と会っていたのではなく夢のなのか？思い出せずにいるエレン。それ以来父は消息不明のまま、再会することはなかった。

エレン、ミカサ、アルミンは、およそ2年間の開拓地生活を経て、12才で訓練兵団へ入団し3年の訓練期間を経て、ミカサは兵団創設以来の逸材として卒業成績1位、エレンは5位、アルミンは上位成績10位内に入ることはできなかったが、座学でトップの成績を収め晴れて104期訓練兵団を卒業することになった。

10位内の成績上位の訓練兵は、安全な内地・ウォール・シ―ナの警察業務と王の近衛兵を担う組織・憲兵団を希望できる資格があったが、エレンの目的である〝巨人を駆逐〟するため、そして壁外調査という巨人と対峙する最前線の調査兵団入りを希望するのであった。ミカサもアルミンも同じく調査兵団を希望するのであった。

そして5年前の悪夢がまた・・・エレンたちを襲う・・・

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